IE9ピン留め
落合博満 変人の研究      ねじめ正一著者



 現役期は三度の三冠王に輝き、
昨年は監督として53年ぶりに中日ドラゴンズを
日本一に押し上げた落合博満氏である

球歴は傑出しているが、評判はよろしくない
「オレ流」を貫き、報道陣へのリップサービスは一切しない。

変人、カネの亡者、腹黒・・・。

悪評たっぷりであるが、一方で自前の選手たちを育て、
気配りの利いた采配を見せ、勝敗は「すべて監督責任」
と背負う

本書は、『長島茂雄教』の信者の一人
作家のねじめ正一氏が、このオレ流を周辺から考察だの
多い野球人の分析に立ち向かった書である
江夏氏・豊田氏・赤瀬川氏らと落合論を語り合い
また落合語録を取り出して考察を加える
人の風景はそのルーツをたどると見えてくるものがあるが
落合氏もまたそうである

秋田の高校野球部では入退部を繰り返し、大学野球部もゲンコツ
を嫌がってすぐ退部・退学する
行き場を失い、上野公園で野宿したこともあったとか
野球のエリートとは対極にある雑草派である

ここに至るまでオレ流を磨いて道を究めてきた。 野球とは
読み合いのスポーツである。 また野球職人は経験と実績の
条件に十分であって名監督への途上を歩いている



   ねじめ正一さんの本を紹介します

             







by yukio12i | 2008-06-03 06:15 | ノンフィクション


<< 反貧困      湯浅 誠 著者 走ル    羽田圭介 著者 >>